2011年7月3日 御堂山
みどうやま(878m)
御堂山は西上州にある。手軽に登るつもりで出かけたが、天気悪く眺望が全く得られなかった上、草露と汗で全身ずぶ濡れとなり、おまけに9ヶ所もヒルに噛まれて足は血だらけ、大変な山行となってしまった。
林道〜じじ岩・ばば岩展望台
自宅を430出発、関越道から上信越道に入り下仁田ICで降りる。国道254号線を内山峠方面に走ると西牧関所跡があるが、その手前の細道を入る。林道を少し入ったところで路肩に駐車(600着)。登山靴に防水スプレーを振りかけて619出発、しばらくは荒れた林道(作業道「西ノ入線」)を歩く。御堂山への道標が時々現れる。要所にはテープなども巻かれており迷うことは無い。やがて林道は消滅し涸れた沢を遡る。大小の岩、石を乗り越えて進む。頭上にはクモの巣がたくさんあり、足下と上の両方に注意しなければならない。クモの巣は拾った枯枝で振り払って進む。下半身は草露で濡れ、上半身は汗でビショビショである。「みの滝」という小滝の流れる岩をロープ頼りによじ登り、しばらく我慢して710稜線に出た。ここは「鞍部」と呼ばれ、まずは「じじ岩・ばば岩展望台」方面に進む。鞍部から5分で展望台に着いた。目の前に奇岩が突っ立っている。実に不思議な地形である。付近には山百合が咲き乱れている。鞍部に戻り、次は御堂山を目指す。
鞍部〜御堂山〜下山
鞍部から一段高い稜線に登り、尾根を辿る。小さなアップダウンのあと、高石峠、御堂山の分岐に出る。ここから再び急坂となり一気に高度を上げ808山頂着。山頂は林の中で晴れていても眺望は悪そうだ(今日はガスの中で何も見えない)。一服してすぐに下山にかかる。来た道をそのまま戻り916駐車場所に帰着。
登山靴を脱ぐと靴ひもにヒルが食いついている。もしやと思い、ズボンを脱ぐと ゲゲっ!両足にヒルが数匹食いついているではないか! 慌てて引きはがすと血が流れ出し止まらない。バンドエイドを貼るも血が溢れてくる。仕方ないのでそのままにしてクルマを昼食場所まで移動させた。
昼食は「サンスポーツセンター」という場所で摂った。ここは以前、物語山に登った際に駐車場とした場所である。付属する公園で昼食の準備をしながらヒルに噛まれた傷跡の手当をした(家に帰って調べたら右足に4ヶ所、左足に5ヶ所、計9匹の攻撃を受けていた)。
なお、以下はヒルの吸血に関する情報である(http://www.tele.co.jp/ui/leech/yamabiru/qa.htm#03)
「吸血するときには吸血動物の血管を探し当てると、前吸盤で固定した後、口の中の鎌状のあごを上下に動かして皮膚をY字状に切って染み出る血液を吸います。歯の間には唾液腺が多数あり、吸血する際にはこの唾液腺からヒルジンが多量に分泌します。このヒルジンには皮膚を切った時の痛みを気づかせなくするモルヒネのような麻酔作用のある物質や、血液が固まるのを防いで吸血しやすくする物質、血管を広げて吸血しやすくする物質などが含まれています。」
本コースのおすすめ度=★★☆☆☆(評価2)
あまり楽しいコースではない。唯一「じじ岩・ばば岩」は一見の価値がある。ヒルがいるとは思わなかったが、秋〜冬ならば大丈夫か? 強いてお奨めしない。
本日のデータ
・本日の歩数=7,058歩
・本日出会った登山者=0名。
・本日の体重と体脂肪率=82.2Kg、19.5%